2013年5月1日水曜日

25歳までに出会って人生を変えた本

子どもの頃先生は言いました、「人を外見で判断してはいけない」と、
それは、どうしても人は外見で判断をしてしまうということが前提としてある言葉です。

ジョニー・ロットンは言いました、「ロックンロールは死んだ」と、
それは、決してロックンロールが消えることなどないことが前提としてある言葉です。

寺山修司は言いました、「書を捨てよ町へ出よう」と、
それは、たくさん本を読んだということが前提としてある言葉なのです。

学生時代の乱読中に、どの本で出会ったか定かではないのですが
「人間は、25歳までに読む本の量で一生が決まる。」
そんな言葉に出会って衝撃を受けました。
そして、あと数年間でどれだけの量が読めるのだろうかと心配になった覚えがあります。
その言葉のうしろに、確か
「しかし、25歳を過ぎていつまでも本を読んでいるだけでは、いけない。」
という風な文章が続きました。

まさに、この状態が
寺山修司の言った
「書を捨てよ町へ出よう」
という言葉の真意であったのではないかと思うわけです。

要は、行動を起こせ。
だけどその前に、たくさん本を読みましょうということではないか。

ということで今回は「読書のススメ」です。

今日は色々思うところがあって、
全く本を読まなかったと言っても過言ではない青春時代に
読書習慣を着けるキッカケを与えてくれた感謝すべき愛蔵書を紹介します。
名著と言っていいのかは、皆さんの判断に委ねるとします。


人に「人生を変えた本は何ですか?」という問いかけに

対してあまりにも無難で教科書通りの回答ばかりを見ること多いので、
少しディープな、おすすめ本も入れることにしました。
大きな声でおすすめするにはちょっと恥ずかしい、
決して、本棚の人目に付く列に並べられることはなく、
後ろの2列目に、こっそり並べてあるけれど
何度も何度も読んだ、決して捨てることのできない愛蔵書も初公開。

といいつつも、もちろん教科書通りの名著も入っています。

今は、文庫本になっていたり、表紙が変わっていたり、
絶版(?)になっていたり時の流れに驚きながら懐かしく回顧してみました。
といってもかなり紹介する数は絞りました。


オヤジの知恵 (集英社文庫)早坂 茂三
田中 角栄という人間のすごさ。観察眼・思考回路・人間臭さ。コンピューター付ブルドーザーとの異名を持つ稀代の政治家田中角栄の第一秘書の著書。親分もすごければ、秘書もすごい。何度読み直したかわかりません。

狼たちへの伝言 (集英社文庫)落合 信彦
非常にガツンと衝撃をうけた覚えがあります。俺も何かやらなきゃって思える本です。国際情勢が気になるきっかけとなった本です。ブタになるな、狼になれ。本物の男になりたいって思えます。3冊全て良かったです。私の青春の1ページです。

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)司馬 遼太郎
かなりベタなチョイスですが、やはり若者はこの本を読まないといけないですね。日本が誇るべき革命家。激動の幕末を駆け抜けた青年 坂本龍馬の物語。司馬遼太郎と歴史が好きになるきっかけとなった本。四の五の言わずに8冊とも「大人買い」です。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)司馬 遼太郎
同じく、司馬遼太郎が描く激動の幕末。今度は、龍馬とは相対する新撰組の悲しくも、強き男たちの物語。同時代を反対の立場から見るにもかかわらず、龍馬ファンを一瞬で虜にする土方歳三。やっぱり幕末は最高にカッコいい男たちが生きていた。上・下2巻。

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)本田 宗一郎
「世界のホンダ」を築きあげた本田宗一郎という、豪快で人情味あふれる人間を知れば知るほど、この本田宗一郎という男に魅了されます。本当にカッコいいオヤジです。こんな大人が実在したっていうだけで元気が出ます。

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)村上 龍
村上龍の描く、政治経済を織り交ぜた、クールですこしダークな魅力を持つ男「冬二」の近未来小説。カリスマ性を帯びた、ワルの魅力に引き込まれます。フィクション嫌いだったのに、フィクションも良いと思えるようになったきっかけを作ってくれた、かっちょいい一冊。

20代でしなければならない50のこと―一生を賭けるものには、20代でしか出会えない。中谷 彰宏
これは、学生時代に読んで僕の人生は、変わった。と言っても過言ではありません。この中谷彰宏という作家は、とんでもない数の本を出しています。文章は平いですが、なかなかツボを付く絶妙な表現があります。他の本もたくさん読みましたが、この1冊は何度読んだか分かりません。青春の酸っぱい感じがいいです。

宮本武蔵(一) (吉川英治歴史時代文庫)吉川 英治
剣豪武蔵の歴史小説。言わずと知れた漫画「バガボンド」の原作でもある、吉川英治の不朽の名作。若く野性的な未完成な青年が、沢庵和尚と出会い成長していく過程がみものです。単なる強さだけでなく、本当の強さを求め求道的な姿勢に惹きつけてやまない男の魅力があるのでしょう。8冊一気に「大人買い」をして一気に読むべし。

十七歳だった! (集英社文庫)原田 宗典
エッセイとはいえ、侮るなかれ。恥ずかしい青春の甘酸っぱい爆笑エピソードが次々と繰り広げられます。活字だけで、実際に人を声をあげて笑わせるというのは凄い実力のの持ち主だと思います。実際、小説家としても素晴らしい原田宗典のエッセイ。原田ワールド全開です。間違っても電車の中で読まないこと。ひとりで笑いがこらえられず、変な人と思われること間違いなしです。エッセイなんて、、、エッセイなんて、最高だ。

毒舌 身の上相談 (集英社文庫)今 東光
破天荒な、坊主今東光が、身の上相談を一刀両断でぶった切る。と言いつつもこの今東光という方は、大変えらいお坊様で、言葉は粗いですが大変優しい方でもあります。また、小説家でもあり、政治家をされていたこともこともあります。青年の悩み相談に時に、バカヤローと声を荒げ、時に優しく達見した意見で答えています。古今東西青年の悩みは、一緒だと安心した覚えがあります。今東光和尚は、瀬戸内寂聴の師匠でもあります。


君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ (角川文庫)三代目 魚武 濱田 成夫
詩なんて、どこがいいんだと思っていた学生時代の私の心を鷲づかみにした詩集。言いたいこと言って、時々すごくロマンチックな所がすごくいいです。とにかくカッコいい。今読み返すと、ちょっと自身過剰すぎやしないかとも思いますが、男はこれぐらいでいいのじゃないかとも思います。学生時代のギラギラしていた頃に読んでいたギラギラした詩集。

新装版 毎日が冒険 高橋 歩
とにかく、行動力がすごいです。自分も、行動をしなければッ!っていい意味でプレッシャーがかかりました。友人にもよくプレゼントしていた一冊。文章は、かなり拙いですが、中身は素晴らしい。実際に、出版がしたくて出版社を立ち上げて出版した本がコレってってむちゃくちゃ説得力がありました。その当時の新装版じゃないやつはは、CDが付いていました。しかも、出版社のところに訂正シールも貼ってあった。懐かしい。人によって良い・悪いの評価が分かれる一冊です。


ほんの一部ですが、紹介させていただきました!

文化庁データによると、国民の46.1%が1ヶ月に1冊も本を読まないとか。
また、月に1・2冊は読むと答えたのが、36.1%。
つまり約8割の人には、ほとんど読書習慣がないということです。

読書のおもしろさを教えてくれた本は
読書習慣をつけてくれたという意味で人生を変えてくれた本です。
読書を中断していた時に、再び読書に夢中にさせてくれた本も、
同じく人生を変えてくれた本です。
今から考えると、この本たちに出会わなければ、
読書の習慣はつかなかったのかもしれません。


読んで読んで読みまくって、僕の人生は良くなりました。
これだけは、断言します。
まずは、何の本でもいいので興味を持った本を
とにかく片っ端から読んでみてください。
そうしたら、人生変わるから。


「読め、読め、読め。何でも読め。
駄作も古典も良しも悪しきも、
そしてそれらがいかに書かれているか理解するのだ。
ちょうど親方に学ぶ見習い大工の如く」
(ウィリアム・フォークナー)




「なみだは人間の作るいちばん小さな海です。」
(寺山 修司)


なんしか、カッコいい大人になろう。


ジェット団プレゼンツの名言満載の時計サイトが完成しました。
あったかい言葉や、熱い言葉が届くといいな。
     ↓Click Please!!↓
昨日の自分を越えちゃおうぜ時計


読んで「いいね」って思ったらシェアして頂けたら幸いです。
↓ポチッとなっ!てナイスシェアリングッして下さいませ↓