2013年5月14日火曜日

【図録】ざっくり日経平均と為替【チャート】

(きっと、このアベノミクスなんて言葉も過去のこととなっているのだろうな。)
いや~すごいですね。アベノミクス。
連日、円安!株高!円安!株高!とニュースを賑わせています。

これから先、上がるとか、下がるとかの話や
この結果がどうのこうのと言うお話は、専門家にお任せして、
単純に、すごいなってことで
過去のざっくりとした日経平均と為替の流れを
自分のために残しておきます。
(※あくまで個人的な見解です、間違えてたらごめんなさい。)


昨日2013年5月13日、日経平均株価は続伸し
5年4ヶ月ぶりの水準となる14,700円台で引けました。
昨年の秋から上昇を続けている日経平均株価の、
5月13日の終値は、14,782円21銭でした。
ちょうど半年前の2012年11月13日は8,661円05銭でしたので70%以上の上昇率です。
また、為替(対ドル)に関しても、2013年5月10日は、
約4年7カ月ぶりの円安・ドル高水準で、101.58円でした。

下落を続ける為替も、ちょうど半年2012年11月13日は、79.37円でしたので、
20%以上の下落率です。
いやはや、すごいの一言です。

為替っていうのは、単純に「円安・ドル高」といっても、
円が弱くなったのか・ドルが強くなったのかって所も見なくてはいけないので
本当は難しいのですが、単純に流れとして知っておきたいです。

まず、為替に大きな影響を与えた
2つの出来事といえば、
【ニクソン・ショック】と【プラザ合意】ですね。
両方ともアメリカの意図的な政策です。
(言い方を悪くすると、わがままですね。)
それを踏まえて


ざっくり言うと、


【為替相場の動き】

戦後360円からスタートした為替相場は、
1971年のニクソン・ショックの「金ドル交換停止(金とドルとの固定比率での交換停止)」
の影響で、変動為替相場制へ移行しました。

1985年のプラザ合意による急速な円高が進みました。
この円高により、バブル景気が生み出されました。
その後、1995年の1月17日の阪神淡路大震災がきっかけとなり
1995年4月19日に79.75円の米ドル/円最高値を記録しました。
実は、この最高値は、阪神淡路大震災の3ヵ月後にやってきています。

その後、2011年の3月11日の東日本大震災がきっかけとした円高は
サブプライムローン問題、欧州の経済危機を経て
2011年10月31日に75.32円の米ドル/円最高値を更新し超円高時代に突入しました。
実は、この最高値は、東日本大震災の6ヵ月後にやってきています。
安倍政権によるアベノミクス経済政策により、円安傾向へ。
(第2次安倍内閣 2012年(平成24年)12月26日より 自民党3年ぶりの政権復帰 円安・株高現象へ)

【日経平均株価の動き】


日経平均株価は、プラザ合意により進んだ「急速な円高」により、
バブル景気(史上最高値38,915円 1989年12月29日)が生み出されました。
ベルリンの壁が崩壊したのが89年11月9日(平成元年)でした。

また、阪神淡路大震災(1995年1月17日)により
3ヶ月後の95年4月19日には、円が一時1ドル79円75銭になり、日経平均も15,000円を割り込んだ。
史上最高の円高を迎え、円安トレンドに傾くことにより、日経平均は上昇傾向に。
また、1996年6月26日を起点として、日経平均株価は22,666円から12,879円へと2年3ヵ月で約1万円も暴落している。
この前日1996年6月25日は、橋本政権が消費税率2%引上げ方針を閣議決定している。
そうして、1997年4月1日に消費税5%が導入されている。

その後、2000年にITバブルがピークを迎えるも、
アメリカ同時多発テロ(2001年9月11日)、イラク戦争開始(2003年3月20日)を経て
最安値7,607円(2003年4月28日)を記録した。

バブル崩壊の影響による下降トレンドは、1990年1月から2003年4月まで。

2005年(このころ110円程度)ごろからの円安トレンドにより、
2007年の夏に米国でサブプライムローン問題が浮上するまでは、日経平均は上昇傾向に。
この頃、為替取引市場では金利の安い日本円を売り、金利の高い国の通貨を買う
「円キャリートレード」が世界的に流行していた。
<2004年(108円台)05年(110円台)06年(116円台)07年(117円台)08年(103円台)>
2005年は、小泉・竹中の構造改革路線。「郵政民営化」を巡る解散があり「小泉劇場」と呼ばれた。

その後、サブプライムローン問題やリーマンショック(2008年9月15日)をきっかけとして
2008年10月27日に、史上最安値の7162円最安値を記録、

その後安倍政権(2012年12月)によるアベノミクス経済政策により、上昇傾向へ。



ちょっと、ざっくりしすぎました(笑)






補足1 <消費税導入時>

竹下政権時の1989年4月1日に、一般消費税が導入されました。税率は3%。
そして、1997年の橋本政権時に5%に引き上げられました。

消費税が誕生した1989年の導入の前日3月31日の日経平均は は、3万2839円 でしたが、
同年12月29日には、3万8915円の史上最高値をつけ、
その後、株式市場は暴落を開始しました。90年10月には1万9782円まで下落しました。
この暴落は、消費税導入に伴う個人消費の萎縮だけでなく、
90年3月に当時の大蔵省から金融機関に対して行われた行政指導である総量規制と
そして、三重野日銀総裁の就任直後からの急激な金融引き締めににも原因があります。
89年12月に公定歩合を3.75%から4.25%に、その後、90年3月に5.25%、8月には6%に引き上げました。

一方消費税が、5%に引き上げられた1997年4月1日のケースでも、
3月31日に1万8003円だった日経平均が、駆け込み需要で嵩上げされたマクロ指標を好感する形で、
6月に2万0911円まで上昇したものの、その後、調整色を強め、12月には1万4488円まで下落しました。
97年の時には、消費税の引き上げ(5兆円)に加え、特別減税廃止(2兆円)、医療費の患者負担増(2兆円)など、国民負担が9兆円増加しました。
また、97年には、7月からタイを中心に始まったアジア通貨危機が発生しました。
これらの複合要因があり、北海道拓殖銀行や山一證券などがが破綻し、ますます景気・経済は冷え込みました。


補足2 <震災の後の動き>
大震災の後は、なぜか円高に振れるようです。
(円安に振れると思ってしまいがちですが・・・。)

<阪神淡路大震災>
震災当日の1995年1月17日は1ドル99.10円で引けた円ドル為替相場だが、
およそ3ヶ月後の4月19日には、1ドル79.75円と、およそ20%の円高と、
急な円高が進行している。
その後5か月ほどかけて100円代に戻している。

また、震災当日、1995年1月17日に19,241円であった日経平均株価は、
半年後の1995年7月3日には14,485円と25%下落している。
更に半年をかけて、震災前の水準にまで回復している。

<東日本大震災>
震災前日の3月10日、1ドル82.96円でしたが、
わずか1週間後の3月17日には、1ドル76.82円まで、円高・ドル安が進みました。
約7.5%もの激しい変動です。
ところが、その後は一転、急激に円安・ドル高に振れます。
2011年4月6日には1ドル85.51円を記録しました。
ところが、その後は再び円高・ドル安に振れていきます。

また、震災前日3月10日、日経平均株価終値は10,434.38円でしたが、
震災の被害が明らかになってきた3月15日には安値8227.63円をつけています。
この間の下落率は21%に達する大幅下落になります。
その後10日ほどで9500円を回復しています。
 

震災後に 円高 になったのは、
単純に円を買う投資家が世界に多くいたからです。

では、なぜ多くの投資家が円を買ったのでしょうか?
震災が起こると、保険会社が多額の保険金を支払う必要があります。
そのため、日本の保険会社はそれまで外貨で運用していた資産の多くを
円に戻す必要があります。

このような円買いの動きが起こるだろうという予想、
被災地域復興のために多額の日本円が必要になるための円買い予想。
こういった将来の円買い予想をもとにして、
多くの投資家、特にヘッジファンドなどが利益のために投機的円買いを行い、
その結果、急激な円高が進行したと考えられたそうです。

保険会社株はこのように震災があると暴落します。

また、諸外国からの支援も、最終的には日本円になりますから、莫大な額の通貨が海外から日本に流れ込む事になります。(支援元の自国通貨売り/円買い)

 他の理由としては、阪神の震災時にも見られましたが、
復興を見越した外国人の建築関連株買い、鉄鋼関連株買いもあるようです。



【私的メモ】東京オリンピック決定した日
→ 2013.9.8
今後、経済の動きの大きな起点となりそうなので。

【私的メモ】大阪万博決定した日
→ 2018.11.24
今後、関西圏の経済の動きの大きな起点となりそうなので。


「ただ一つ言えるのは、他人が慎重さを欠いているときほど、
自分たちは慎重に事を運ばなければならないと言うことです。」
(ウォーレン・バフェット)

なんしか、カッコいい大人になろう。

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