2013年6月24日月曜日

【基本】話をおもしろくする方法【基本】

話に魅力がある人って、カッコいい大人であると思いませんか。
もちろん、真剣な話は、真剣な話で話せた上で、
笑わせる時は、ちゃんと笑わせられる大人でありたいものです。

朝礼で、気のきいた話をしなければならない。
また、飲み屋でさらりと会話を盛り上げたい。
会議で、アイスブレイクとして意識的に笑いを誘い緊張をほぐしたい。などなど
日常的に、話す機会というものは存在しています。

話のおもしろい男になって、損は無いですよね。
話をおもしろくする流れの作り方を知ればいいのです。

まずは、オーソドックスなタイプの話の作り方のテクニックを1つ書かせて頂きます。
まずは、基本中の基本を知って、後は基本をどんどん発展させて下さい。

<原則>
まずは、おもしろい話をするための、
いや、それ以前の
大原則です。

・ポーカーフェイスを心がけて下さい。

サラッとおもしろい事を言わなくてはいけません。
おもしろい事を言おうとしていること、悟られてはいけません。
ごく日常の世間話をするように話して下さい。
できることならクールに、また知的に話していただきたいです。

・オチを言う際に笑ってはいけない。
 (話し手は、絶対に笑ってはいけません。)

・「これから面白い話をする」と宣言してはならない。
 (話し手は、自らハードルを上げてはいけません。)

・話の途中で噛んではいけない。
 (話し手は、噛んではいけません。)

まずは、これが大前提です。

<ツカミ>
まずはじめに、

・この話の簡単な題名を宣言しましょう。

まず、この部分ではどんな話であるか、簡単な方向性を伝えなければいけません。
どんな話になるのかが全くわからないと、「オチ」の部分でおもしろさに気づいてもらえません。
そして、その題名から、想像力をかき立て、ほのかな期待をしていただきましょう
おもしろい話というのは、「オチ」を仕掛け、うまく計画通りに「オチ」へ導き「オチ」を発見させることです。
話すならこの部分で簡単なこの話の題名を宣言して下さい。
本来、ツカミはツカミでちょっとした話をするのですが、
漫才師でもないのに、いきなりツカミの話を別でで話すことは
日常生活ではなかなかないので、簡単な題名をツカミとしましょう。

魅力的な「題」が思いつかないないなら、
「オチ」の感情に「~話」と付けくわえて話すのがてっとり早い簡単な方法です。

例:恥ずかしかった話や、考えられないと思った話 など
※ここで間違っても「おもろかった話」とは言ってはいけません。


今回は、
「隣の部署の新人の田中君の信じられない話なんやけど」
というのを<ツカミ>と、しましょう。

<フリ>
その次に、

・話す相手と心を通わせる。(話に入りこんでもらう。)

どんな話でも相手と心を通わせることが一番大事です。
まず、話に入りこんでもらわなければなりません。
そのために、話のディテールを細かく話す所から始めましょう。

出来るだけ、身振り手振りや擬音語・擬態語を駆使して
聞く人が、話をすんなり想像できるように工夫しましょう。
セリフの場合も、出来る限り本人が言った言葉であるかのように忠実に物マネしましょう。
また、その状況になった経緯を自然な感じで説明していきましょう。
なので、途中で噛んではいけません。話よりも噛んだことが気になってしまいます。
せっかく話の中に入ろうとしているときに、噛まれると興醒めします。
その時の、自分の思っていた感情や置かれた状況なども、
身振り手振りをや言葉で一生懸命伝えましょう。

この部分が、いわゆる「フリ」です。
この「フリ」部分は、ディテールを細かく話します。
そして、後々「オチ」を言う際に必要な要素をすべて込め無ければなりません。

そして、おもしろい話のネタの原則は
「共感できる話」であることを忘れてはいけません。
俗にいう「あるあるネタ」です。

考えられないくらい奇跡的な体験をした場合、
実際に体験したことが、どんなにおもしろかったとしても
不自然にしか説明できないのであれば、ネタにしない方が良いでしょう。
「嘘や!」「作ったやろ!」と言われそうなら、
その話は、本当であっても話さない方が得策です。
猜疑心によって、「笑い」とは違うところが気になって
話に入りこんでもらうことが難しくなります。

「フリ」で重要なのは、「オチ」に必要な情報を全て話した上、「オチ」へうまく導くことです。


「この新人の田中君、その上司の中川課長が言うには
顔は芸能人で言うと漫才コンビ○○の背のちっちゃい方に似ていて
性格は、几帳面で真面目なんやけど、ちょっと間が抜けてるらしいんやわ。
入社初日に、上司の中川課長が一緒に現場回って色々教えてたらしいわ。
その時にその中川課長は、「メモは必ず取るように。」って釘を刺したらしいわ。
この機械は、○○という機械で、○○な時に使うとか、
この工程では、○○をするんやで、とか熱心に教えてたらしいわ。

あれこれ、半日かけてようやく現場の説明が終わって
ようやく自分の仕事に戻れるって思うとうれしいくらい長かってんて
一応上司らしく、
「今日の説明は、ちゃんとメモをとったか?」って聞いたら、
「はい。」って満面の笑みで元気に返事したんやって
で、そのメモ見せてって読んだら
何って書いてあったと思う?」

ここまでが<フリ>とします。

<オチ 基本の基本バージョン>

そして、
「フリ」と「オチ」のギャップを作れば、面白くなります。
(それが、些細な出来事でもです。)
これが、ごくごく基本のバージョンとしての「オチ」の一つです。

「オチ」を成立させるために、「フリ」を意識する
話の流れからは予測できない、意外な結末。
ハラハラドキドキ、気になる結末・・・。

このギャップが笑いとなります。
「フリ」で期待をさせて「オチ」で裏切る。この流れが笑いの基本です。

ここでは、あくまで聞き手に「オチ」を発見してもらわなければいけません。
クールに発した言葉の中に潜むユーモアや、笑いどころを
相手に発見してもらうように仕向けるのです。
仕掛けた「オチ」を見つけた瞬間、笑いという反応が起きます。

なので、「オチ」はシンプルでわかりやすくなくてはいけません。
「オチ」だと気づいてもらわなければいけないからです。

なので、場合によっては
「オチ」の前に「疑問(?)」を投げかけてもいいです。
「なんだと思います?」など。

その際、よく使われる「フリ」のテクニックが「三段オチ」です。
一段階目、二段階目でベクトル(方向)を分かりやすく導き、
三段階目で思わぬ展開を作る。古典的ですが効果があります。


どちらにせよ重要なのは
オチをわかりやすくすることです。
オチは、シンプルであるほうが良いです。

また、つっこみ易いくらいの分かりやすいオチの方がよいです。
聞き手に話のネタの終了を教えてあげると次のアクションがとりやすい。
面白い話のネタは一言付け加えて話し終えるくらいの方がよいです。
そうでないと、オチが弱いなどと言われます。
オチは倒置法で話すのも良いでしょう。
大げさな表現などでも良いです。

「バッーってメモ帳開けたら一言、、、
【もしも、わからないことがあったら、中川さんに聞く。】
って書いてあってんて(笑)信じられへんやろ?
半日一緒にいても、メモはたった一行やって(笑)」


※<オチ>のために<フリ>で伝えなければいけないことは、
(オチから逆算して下さい。)
上司の名前が「中川課長」であること。(名前も実名だと臨場感が出ます。)
ちゃんとメモを取るようにという指示をしたこと。
この田中君は、ちょっと間抜けであること。
あとは、この田中君の人物についてのディテール。(このディテールはあなたの個性が出ます。)
普通なら「メモを取るべき」ポイントを2つ紹介。(二段階のベクトル)
オチが、せっかく時間をかけて現場を見学したのに、メモは一行であることから
時間をかけて現場を見学したことのディテール。(このディテールにもあなたの個性が出ます。)

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<その他の オチ>

「オチ」の別バージョンとしては、
逆に、想像どおりのオチに向かっていくのがこれまでの流れから
分かるようにしてもも、おもしろくなります。
(お約束とも言います。)

「オチ」を成立させるために、「フリ」を意識する
話の流れから、はっきり予測できる想像どおりの結末。
このお約束が笑いとなります。

その際、よく使われるテクニックが「天丼」です。
何度も、「同じ流れ」や「同じ言葉」を繰り返す。
繰り返すごとに、笑いが大きくなるとされています。

<その他の使えるかもしれないテクニック>

笑ってはいけない状況を感じさせる。
というのも、一つのテクニックです。
笑っては、いけない状況を感じるとおもしろさが増します。
例えば、真剣に怒られている場面で、怒り主が信じられない言い間違えをしたが訂正ができなかったことなど。

他に、想像力に訴えかけるというのも一つのテクニックです。
実際にみんなが日常で「あるある」という下品な内容は、
「この部分は割愛させて頂き、想像に任せます。」
と言うふうに
各自の想像に訴えかけるのも一つの手です。
他に「この時のウォレシュレットの目盛りはマックスでした。」など
事実を述べ、後は想像してもらう方法も一つの手です。

また、他の似たものに例えて表現するのも手です。
例えば、立ち小便の様子を、消防車の放水に例えるなど
生々しくないように例えるのも手です。

あくまで、話し手は
クールであった方が良い場合が多々あります。
トイレの話など下品な内容のものはうまく相手の想像力に任せましょう。

他には、自分の感情を妄想を暴走(勘違い・深読み)させて話すのもいいです。
さては、これは俺をハメようとする罠ではないか?いや、きっと罠に違いない!なんだと~そうはさせないぞ!など
心の中の妄想を一人で膨らませる様子を話すなどを実際の会話に織り交ぜる方法ものも使えます。



などなど。
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圧倒的に、我々は普段話し慣れていません。
なので、まずはひとりで話す練習をしなくてはなりません。
車や、トイレなど一人になった時に
実際声に出して話す練習をしてみてください。
その上で、飲み屋や会社で、計算した笑いを披露してみて下さい。
そして、ネタを練って下さい。
何度か、話しているうちにコツがつかめると思います。
ぜひ、お試しください。



人に話しているうちに、
だんだん改良されて「すべらない話」に
育て上げられていくのです。
小さな実験を重ねて行きましょう。



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なんしか、カッコいい大人になろう。


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