2014年3月27日木曜日

【読書】「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY

「『幸せをお金で買う』5つの授業 ―HAPPY MONEY / エリザベス・ダン, マイケル・ノートン」
を読みました。

「幸せはお金では買えない」は本当なのか?

科学的に幸せを感じるお金の使い方(幸せを買う方法)が書かれていました。
これは、素晴らしい本です。
大変興味深く読むことができました。
これを知ると知らないでは大きな差が出てきますね。
ずいぶん参考になりました。
(自分のために残しておきます。)

この本の5つの原則をまとめているのは、1つのシンプルな前提です。
いつものようにお金を使う前に、ちょっと時間をとって、自分に尋ねてみてください。
「これはハッピーマネー(幸福になるためのお金の使い方)なのだろうか?」
「これから使おうとしているお金によって、最大の幸福を得られるだろうか?」と。


ハッピーマネーの5つの原則

①経験を買う
たいていのアメリカ人は、マイホームを持つことは、
アメリカンドリームに欠かせない要素だと言います。
しかし、最近の幸福に関する研究では、
家を持つことは、実際には夢とはかけ離れたものだということが示唆されています。
物質的なものは、経験を買うことほど幸福をもたらさないことがわかりました。

②ご褒美にする
素晴らしいものがいつも身近にあると、
人間はそれをあまり大切に思わなくなるものです。
大好きなものに手が届かないように制限をかけると
新鮮な喜びを味わえるようになります。
好きなものをご褒美に変えることは非常に価値があります。

③時間を買う
お金を使う前にぜひ
「これを買ったら、私の時間の使い方はどんな風に変わるだろうか?」という
シンプルな質問を自分自身に問いかけてみてください。
お金よりむしろ自分の時間に重点を置くようになると、
自分の幸福を大きくする活動を選ぶようになります。

④先に払って、あとで消費する
クレジットカードは、「いま、手に入れて、あとで支払い」という買い物の仕方をすすめてきました。
ところが、この強力な原則を逆転させるとあまりお金を使わなくても、
もっとたくさんの幸福を買うことができるのです。
お金を先に支払っておいて、消費をあとに延ばすことで、
現実に落胆することなく、期待に満ちたわくわくした気持ちを持ち続けることができます。


⑤他人に投資する
新しい研究で、他人のためにお金を使うと
自分自身にお金を使うよりももっと大きな幸福感が得られることが証明されています。



意外にも、マイホームを買うことによって幸福が増すという証拠はほとんどない。
人間は、順応性の高い生き物で、一度手に入れてしまうと、
それが何であれすぐに飽きてしまう傾向がある。

研究で支出選択と幸福度を関連付けたところ、
支出の中で重要だったのは1つのカテゴリーだけでした。
研究者が「レジャー」と名付けたカテゴリーだけでした。
多くのお金をレジャーに使う人々の方が、
人生に対する満足度が明らかに高かったのです。

ローマの哲学者セネカの言葉
「耐え難いことは、よき思い出となる」には、一理ありました。
かなり不快な経験でさえ、
記憶の万華鏡の中では楽しく見えるという証拠があるのです。

物質的な購入に対しては、
買ってからの後悔をする可能性がずっと高い。

マーク・トウェインの
「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことに失望しているだろう」
この言葉が真実であることも明らかになっている。
経験を購入するかどうか迷った時のことを振り返った人々の83%は、
マーク・トウェイン側につきました。
一方、形のある買い物に対しては逆で、
ほとんどの人の最大の後悔は、
買わなければよかったと思う物品を買ってしまったことだったのです。

感謝する姿勢は、最初は簡単でも、
じきに続けるのが難しくなってしまうものです
ほとんどの人が車を手に24ヵ月経つと、
最初にその車に乗って帰ってきたときほど感激しなくなります。

いくら愉快な活動でも、いつでもやれると思っていると、
私たちはわざわざそれをやろうとはしないものだ。

期間限定には威力がある。

マッサージを受ける前、
4分の3の人が、中断なのないマッサージを行ってもらいたいと答えました。
ところがマッサージ中に休憩を取らされた人の方がマッサージをより楽しみ、
次回にはもっと料金を払ってよいと思うようになりました。
ごく短い中断でも、私たちの歓度計はリセットされます。
残念ながら、リセットするには、一瞬、喜びが低下するのを我慢しなければなりません。


ダライ・ラマ14世は、
やっていないことに焦点を合わせるよりも、やっていることの価値を認めるようにと
私たちにアドバイスしています。
しかし、研究では、まだしていないことに焦点を合わせると、
いましていることの価値を認めるきっかけになると示唆されています。

ほとんどの人々が、少ない回数の大きな喜びより、
ささやかでも回数が多い喜びのほうを好む。

一時間運転して5セント安いガソリンスタンドまで行ったり、
無料サンプルを手に入れるために長時間列に並んだり、
私たちはほんの少しのお金を節約するために、
あまりにも頻繁に自由な時間を犠牲にします。

今日、家事などの退屈な活動に費やされる時間は減っているものの、
それによって新しく生じた自由な時間は、
ほとんど何も感情的な見返りのないテレビに吸いとられているのです。

お金ではなく、時間を考えるようになると、
人々は人との付き合いやボランティアなど
幸福を促進する活動にいそしむようになるのです。
この買い物はどのように自分の時間に影響するかをいつも考えていれば、
あなたの基本的な考え方は、より幸福になれる選択に向かってシフトするはずです。
お金よりも時間を重視すれば、
結果的にその両方をもっとうまく利用して幸福を増やすことができるのです。

常にタクシーメーターがカチカチとなっている状態ではドライブを楽しむことは困難です。
前払いにすることで、時間がお金に換算されることもなくなります。
実際のところ、いつ支払おうが、
遅かれ早かれお金を手放す痛みを経験しなければなりません。
支払いの痛みが消費の喜びと同時に起こるときには、
その痛みが余計に不快に感じられ、せっかくお金を払っても幸福感を抱きにくくなります。

自分のお金を自分自身ではなく
他人のために使ったことを思い出したあとに、より大きな幸せを感じました。

何か向社会的なことをした日には気分がよかったと報告しました。
ただし、いい気分になれたのは自分でそうすることを選んだ時だけでした。
義務を感じた場合は、いくらよいことをしても、その日の気分は悪くなりました。

幸福になろうとする努力が報われないのは、
幸福になるやり方がわかってないことにも原因がありそうです。
ハッピーマネーの5つの原則は、
どれも幸福を高めることが科学的に証明された方法です。



「20年後のあなたは、
やったことよりも、
やらなかったことに失望しているだろう」
(マーク・トウェイン)

なんしか、カッコいい大人になろう。




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