2017年6月8日木曜日

【39.5歳】「捨てる」が人生後半戦の追い風になる



最近、小林正観さんの本を読み返していた際に、

「捨てる」が人生後半戦の追い風になる。

という言葉に出会いました。

人生にも折り返し地点があり
前半戦と後半戦があるっていう
発想がなかったので
目から鱗が落ちる思いでした。



「捨てる」が人生後半戦の追い風になる。

往路の場合、求める心が強いほど追い風になります。
後半は、執着を捨てる心が追い風になります。

人生の前半生は、折り返しまでの半分は求める心が強いほど、それが追い風になります。
ところが、人生前半の追い風が強ければ強いほど、人生の後半は向かい風になります。

人生の後半生は、こだわりや執着を捨てていく作業の過程なのです。
若さや美しさ、体力、気力に対するこだわりの心を捨てていく。

実際に体力や気力も若い頃ほどもたないので、
「ああ、そんなに若い頃と同じには頑張れないよね」と執着を捨てざるを得ません。
親や配偶者、長年の友人との決別、子どもの独立など、人生の後半は決別の連続です。
それに対していかに執着しないか、ということを自分の中に作っていくことでしょう。
そして、人生の後半生で執着を捨てる心が強ければ強いほど、人生が楽しい。
向かい風がなくなるからです。



日本人男性の平均寿命が79歳だそうです。
その折り返し地点は39.5歳となります。
そして私は今年40歳になりました。
ということは、人生の折り返し地点を
折り返したと考える方が良いですね。


マラソンでも、折り返し地点を折り返したら
追い風だったものも反対を向くことによって
向かい風となります。
同じ風でも向きによって
自分にとって風が反対の作用をする。


人生においてもあらゆるものが
反対の考えをしていかないといけないのかもしれません。


いつまでも、もらう側でなく、
与える側にならないといけない。


いつまでも、褒めてもらいたいではなく、
褒めてあげる側にならないといけない。


部下に手柄をやチャンスを譲る
いつまでも認められたい、目立ちたいと考えてはいけない。
しがみついていてはいけないのです。
捨てなければいけないのです。きっと。



人生を時計で表わした時、
僕の人生の時計は
午前から午後へとかわりました。


「捨てる」が人生後半戦の追い風になる


色々考えさせられますね。







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「人間がほんとうに心の底から
幸せを感じられるのは
喜ばれた時です。」
(小林 正観)


なんしか、カッコいい大人になろう。